「べらぼう」時代より前から始まった花見 桜の下で飲めや歌えの大宴会は時代遅れか

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目黒川の環境対策お願いは区長のYouTube配信

   東京の目黒川沿いにはソメイヨシノなど約800本が並ぶ。桜の枝がアーチのように川面にかかって美しい。しかし、付近は生活道路であり、花見客の心無いふるまいに多くの苦情が出た。

   そこで目黒区長は「私ども区役所は地域の商店街の皆さん、町会の皆さん、警察、そして鉄道の皆さんにご協力をいただき、毎年この時期に目黒川桜開花期間安全対策協議会を設置して、安全対策であったり、環境対策に取り組んでいます」とするビデオメッセージをYouTubeで配信している。

   区長による「目黒川のお花見マナー3つのお願い」は以下のようなものだ。

・雑踏事故を防ぐため、一方通行への協力。橋の上などで立ち止まらない。
・静かな住宅街の環境を乱さないため、路上で飲酒をしない。大きな声で騒いだり、はしゃいだりしない。
・ごみを持ち帰る。ポイ捨て厳禁。屋台で購入した食品の容器は屋台が用意したごみ箱に捨てる。

   江戸時代にも上野では、楽器を打ち鳴らしながら飲めや食えやの大騒ぎが問題になり、花見が禁止されたこともあったという。くれぐれも浮かれすぎに、ご注意を。

(ジャーナリスト 橋本聡)

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