漫画「電子版」5年で2.7倍の急成長、コミック販売7000億円超えだが 「紙版」雑誌は休廃刊相次ぎ明暗

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漫画家は「雑誌は無くなってほしくない」

   では、漫画雑誌はなくなってしまうのか。実は漫画家も雑誌は残ってほしいのだという。何よりも有名雑誌に連載を持てば箔が付き、「先生」と呼ばれるようになって電子漫画の契約も有利になる。いまはまだ雑誌で人気となった漫画を電子版で読むというのが主流だが、今後は電子版で人気となった漫画家が雑誌でグレードアップして、さらに電子版でヒットを飛ばすという仕組みになるのだろうか。

   オリコンのアンケート調査では、漫画を「紙」で読む人は14.9%、「どちらかといえば紙」は44.3%で、「電子」は11%、「どちらかといえば電子」が29.8%だった。まだ紙派が6割だが、まもなく逆転しそうだ。

(シニアエディター 関口一喜)

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