クレジットカードの「サイン認証」3月末で廃止 それでも慌てる必要は全くない理由

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ガソリンスタンドは小型端末の導入が求められるように

   セルフサービスではない、スタッフが給油をしてくれるガソリンスタンドではサイン認証が一般的だった。では、4月以降はどうなるのか? 「クレジットカード・セキュリティガイドライン【3.0版】」(2022年3月公表)には、こう記載されている。

(2)PINバイパスの廃止
現状、IC取引においてカード会員のPIN失念への一時的な救済措置が可能となるようPIN入力スキップ機能(PINバイパス)の運用が許容されているが、PIN入力による本人確認の未実施により不正利用被害を発生させるリスクがある。海外発行のカードには本機能を許容しないものも存在し利用阻害が発生していること、また上述のとおり、本人確認としてのサイン任意化により、当該救済措置としての存在意義も失われることになるため、PINバイパスは2025年3月をもって原則廃止することとする。
・カード会社(アクワイアラー)はPIN バイパスをサポートするIC決済端末について、2025年3月までに当該機能の廃止を求める。そのため、2022年4月より加盟店への告知を進め、実施可能な加盟店より順次対応を求める。ただし、カード会員によるPIN忘れ等の救済措置が真に必要となり、2025年3月をもってPINバイパスの廃止が困難な加盟店への対応について十分に配慮する。
・一方、カード会員のPIN認知率は高まってきているが、PIN不知による利用阻害やトラブルを防止するべく、カード会社(イシュアー)はPINの認知率の向上に一層努めるとともに、カード会員がPINを忘れた場合には接触型カード及び非接触型カードでCVMリミットを超える場合には利用ができなくなることを周知徹底する。
(同42ページ 太字は筆者)

   これは、とりあえずは4月以降もサイン認証を利用できることを匂わせる文言ではあるが、一方でサイン認証廃止の周知・啓蒙が2022年から行われていることを踏まえると、やはり近日中の完全廃止は避けられないようだ。

   となると、フルサービス型店舗は持ち出しの利く小型端末を用意しなければならなくなる。これが店舗によっては少なくない負担になってしまう可能性は考えられる。

   だが、それは進化の狭間に必ず起こり得る不備といえよう。消費者にとってはさらに便利な暮らしがすぐ目の前に迫っている。(澤田真一)

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