スマホを持ち始める平均は小学4年 SNSの上手な使い方は? 親子で話し合い、ルールづくり...専門家がアドバイス

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スマホがないと不便な「社会起因」も早める理由に

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査をまとめたモバイル社会研究所の水野一成さん(子ども・シニア・防災調査担当)に話を聞いた。

――スマホを持たせた年齢は、2019年からずっと女子のほうが高いですが、その理由は何でしょうか。その一方で、近年男女差が縮まっていますよね。

水野一成さん スマホを持たせる理由の中で親起因である「緊急時の連絡」と「子どもいる場所の把握」は男女でそれほど差はありませんでした。ただ、子が起因、特に「友達が持ったから」は女子が高いです。

そういった理由もあり、女子のほうがスマホ開始の年齢が早かったのですが、近年、子が起因する理由もあまり男女差がなくなりはじめ、それと連動し開始年齢の差が縮まっています。

――「子起因」とか「親起因」とは別に、「社会起因」といった理由も子どものスマホ所有年齢を早めているのではないでしょうか。最近、孫と一緒にあちこちのイベントに行く機会が増えていますが、子どもにスマホを持たせないと入場の際に何かと不便です。たとえば、映画館の入場の際などスマホチェックが一般的です。

水野一成さん たしかに近年、決済や予約確認など、よりスマホが使う場面が増えました。保護者が一緒に行動していればカバーできる範囲のものでもありますが、そういった要因もあるかもしれません。

また、合わせてSNSの利用も増え、コミュニケーションでの利用シーンも増えました。さらにGIGAスクールの拡大もあり、情報検索等を行うことも増えました。こうしたことの理由が重なり、低年齢化になっていると思います。
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