トランプ関税のブーメラン、急落する米国株の最悪シナリオと最良シナリオは/ニッセイ基礎研究所・前山裕亮さん解説

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予想もしない地政学上のリスクが懸念材料だ

――今後もトランプ政権が次々と強硬な関税発動に踏み切った場合、米国株式にはどんな影響があるでしょうか。過去のリーマンショックなどの金融危機クラスの下落が起こる心配はないでしょうか。

前山裕亮さん 短期的には金融市場でリスク回避姿勢が強まり、米国株式が下落する展開が考えられます。まだまだ米国株式は下落したとはいえ割安感が全くない水準のため、関税発動をきっかけに短期的にさらに10%以上下落するかもしれません。

ただ、すでに金融市場ではある程度、警戒されていますので、関税発動のみではリーマンショックなどの金融危機クラスの下落が起こる可能性は低いと考えています。

しかし、地政学リスクが高まるなど、さらに金融市場が想定していないような要因がからむようになると可能性があるかもしれませんが。
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