証書受け取らなくても学位は取り消されない
サークルの投稿に共感したとして、「京大らしい反骨精神だね」「カッコいい口上でした」との声も出たが、受領拒否の理由がはっきりしないとして、戸惑う向きも多い。「何だこれ...?」「不満があるなら大学を辞めれば良い」「安全地帯からの単なるポーズ」といぶかる声も漏れていた。
証書の受領をわざわざ拒否するとは、一体何があったのだろうか。
京大の教務企画課は3月26日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように答えた。
「ご本人のことですので、何もお答えできません。個人に関することについては、お答えしかねます。証書を受け取らなくても、修士号の取り消しはなく、修了証明書も発行しています。預かった証書については、当日受け取られない方もおられますので、いつまでかはお答えできませんが、大学で保管はします」
学位授与式で受領を拒否する行為について、大学としてどう考えるのかなどについても、「お答えいたしかねます」と話した。
大学サイトで、式典の様子を同時配信しており、その後は非公開になったと説明した。今後、前例通りに動画を公開するのかについては、答えられないとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)