人手不足以上に、質の高いリーダー人材の不足が深刻
J‐CASTニュースBiz編集部は、調査をまとめた帝国データバンク情報統括部の旭 海太郎(あさひ・かいたろう)さんに話を聞いた。
――「リーダー人材不足に関する調査」は今回が初めてだそうですが、そもそも調査をしようと思ったきっかけは何でしょうか。
旭 海太郎さん 人手不足の解消方法は大別して2つ。人数を増やす(労働投入量の増加)か、生産性の向上です。人口減少が確実視されるなか、ITツールによる生産性向上は図られていますが、それも人が扱うものです。
そして、もし人が増えても「人材の質」が上がらなければ、人手不足の解消および業績の維持・拡大は果たせません。「人材の質」といっても幅広いため、今回は企業の根幹を担う「リーダー」(管理職相当職以上)に焦点を当てました。
――「正社員の人手不足」の割合(53%)より「リーダー人材の不足」(67%)のほうが深刻という点が興味深いです。これは、企業にとって一般の正社員よりリーダー人材の確保が喫緊の課題だということでしょうか。
旭 海太郎さん 単純比較ができるものではありませんが、人手不足という以上にリーダー人材(質の高い人材)が不足していると感じる割合が高いということが言えます。今回の調査では「企業の未来を担うリーダーについて」と尋ねたので、将来の人材面で不安を抱えている企業が多いという見方もできます。