「オールスターまでに90個の三振をしているだろう」
キャベッジは、オープン戦で持ち前の打力をアピールできなかった。14試合に出場して打率.214、3打点、本塁打はゼロだった。
ラミレス氏は自身の経験から「レギュラーシーズンが始まれば、ピッチャーの攻め方は全く変わってくる」とし、こう続けた。
「僕的には、(キャベッジは)7番くらいが適任だと思う。そこから状態が上がってくるにつれて、5番まで上げられたらいい。シーズン開始から5番を打たせるのは、どうかなと思う。もちろん、阿部監督は彼にチャンスを与えるだろうが、7番くらいに落ち着くのではないかな」
さらに、「もし彼がレギュラーに定着して5番を打つことになれば、オールスターまでに90個の三振をしているだろう」と予測し、次のように持論を展開した。
「レギュラーとしてプレーすれば、間違いなくホームランを10本から15本打つだろう。ただ、15本がマックスだろう。打率は2割6分くらいで、ホームランは15本。打点は75点くらい。これが僕の予想だ」
そして、考えられる「最悪」のケースにも言及した。
「キャベッジがジャイアンツの連覇のカギを握っているか? それはクエスチョンマークだ。もしかしたらシーズン中に、新しい外国人選手を獲得せざるを得ない状況も考えられる」
チームは、開幕を直前に控えてベテランの丸佳浩外野手(35)が、22日のオープン戦で右足を負傷し戦線を離脱。厳しい状況の中、キャベッジは打線の主軸として機能するのか。阿部監督の起用に注目が集まる。