水原一平被告を待ち受ける米刑務所の恐るべき実態 コロナまん延、多発する暴行、ギャンブルの誘惑も

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受刑者が生きたまま南京虫にかじられ死亡

   そもそも米国は、他の国に比べて刑務所への収監者が著しく多い。1960年代以降、米国では犯罪率が増加し、80年代のレーガン政権以降、その抑止のために刑の長期化や収監強化、極刑適用を拡大するなどの「厳罰主義」が広まった。

   こうしたことから、刑務所の運営を民間企業に委託するケースも増えたが、企業ゆえにコスト削減が優先され、所内の環境悪化が横行。バイデン前大統領は民間企業との契約を段階的に停止することを発表した。

   だが、この所内状況の悪化は、民間刑務所に限った問題ではない。昨年から今年にかけてのレポートによれば、ジョージア州アトランタのフルトン郡刑務所では、1年で1000件以上の暴行事件(うち314件の刺傷事件)の発生が判明。加えて、受刑者が生きたまま南京虫にかじられて死に至ったという事例も報道されている。

   さらには、サウスカロライナ州のアルビン・S・グレン刑務所で収容者間の暴行・性的暴行が頻発していることもわかった。人員不足で監視不十分となったことが理由で、壁を破って他の収容者を襲撃するという施設の老朽化に起因するケースも報告されている。

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