駅のタッチパネル式自動券売機について、数字のテンキーだけを使い、ICカードをチャージする方法を紹介した動画がXで話題になっている。実はバリアフリー設備だという取り組みの詳細を駅側に取材した。
「乗車券購入は1を、チャージは2を...」
Xユーザー・もとまち(@9001seibu64715)さんが2025年3月19日に「券売機の裏コマンド的な?」と、タッチパネル式自動券売機を映した動画を投稿した。
まずテンキーの「*」を押すと、タッチパネルが黒背景に切り替わったうえ「乗車券購入は1を、チャージは2を...」と音声ガイドが流れ始める。投稿者はテンキーで「2」を選んでICカードを挿入。残高が知らされると、
「チャージ可能金額は500円、1000円、2000円、3000円、5000円、1万円です。金額を入力し、最後に『#』を押してください」
「チャージ金額を入れてください」
「領収書が必要な場合は『1』を、不要な場合は『2』を押してください」
といった案内に従い、テンキー操作だけで入金を完了させていた。
投稿はXで注目を集め、「視覚障害の方向けの操作ですね」「ちょうど昨日隣の券売機で使ってる人いた」といった声が出ているほか、「視覚障害用のテンキーってのは知ってたけどこう使うのか」「へぇ!知りませんでしたわ!」「え?すげえ」と操作方法に驚く反応も見られる。
もとまちさんによると撮影場所はJR総武線。この機能は「とある動画を見て」知り、試すに至ったとJ-CASTニュースの取材に説明している。
導入は1995年、公式サイトでも説明
テンキー操作による自動券売機の使い方について、JR東日本の広報担当者は取材に対して24日、「導入時期は1995年になります。狙いは目の不自由なお客さまがご自身で購入を可能とするためとなります」と背景を明かした。
実際に公式サイトでも、駅のバリアフリー設備を紹介する一環で「目の不自由なお客さまへ」というページを展開。自動券売機の項目では下記のように案内している。
「タッチパネル式券売機(傾斜型券売機)には、数字のテンキーが付いており、金額の数字を押してきっぷを購入することができます。近距離きっぷをご購入いただけるほか、Suica(スイカ)対応券売機では『チャージ(入金)」も行うことができます
また、テンキーの『*』を押していただくと音声ガイダンスがはじまりますのでガイダンスに従ってご購入いただけます』」
公式サイトのほか、どういった方法でターゲット層に情報を周知しているか尋ねると、広報担当は「周知とは異なるかと思いますが、開発時に視覚障害者の団体に相談をしています」と説明した。
券売機の裏コマンド的な? pic.twitter.com/uW0R87TaZg
— もとまち (@9001seibu64715) March 19, 2025