駅のタッチパネル式自動券売機について、数字のテンキーだけを使い、ICカードをチャージする方法を紹介した動画がXで話題になっている。実はバリアフリー設備だという取り組みの詳細を駅側に取材した。
「乗車券購入は1を、チャージは2を...」
Xユーザー・もとまち(@9001seibu64715)さんが2025年3月19日に「券売機の裏コマンド的な?」と、タッチパネル式自動券売機を映した動画を投稿した。
まずテンキーの「*」を押すと、タッチパネルが黒背景に切り替わったうえ「乗車券購入は1を、チャージは2を...」と音声ガイドが流れ始める。投稿者はテンキーで「2」を選んでICカードを挿入。残高が知らされると、
「チャージ可能金額は500円、1000円、2000円、3000円、5000円、1万円です。金額を入力し、最後に『#』を押してください」
「チャージ金額を入れてください」
「領収書が必要な場合は『1』を、不要な場合は『2』を押してください」
といった案内に従い、テンキー操作だけで入金を完了させていた。
投稿はXで注目を集め、「視覚障害の方向けの操作ですね」「ちょうど昨日隣の券売機で使ってる人いた」といった声が出ているほか、「視覚障害用のテンキーってのは知ってたけどこう使うのか」「へぇ!知りませんでしたわ!」「え?すげえ」と操作方法に驚く反応も見られる。
もとまちさんによると撮影場所はJR総武線。この機能は「とある動画を見て」知り、試すに至ったとJ-CASTニュースの取材に説明している。