民泊施設に泊まった中国人観光客が予約の1人ではなく6人で滞在し、部屋中にゴミが散乱していたとして、経営者がXに写真を投稿して、追加料金などを請求したことを明らかにした。
マナーの悪い一部の客による迷惑行為だが、民泊ではたまにあるという。経営者に取材して、状況やその後について話を聞いた。
グラスなどの備品は、勝手に持って行ってしまった
テーブルの上に、チュウハイの空き缶やレシート、チリ紙などが散乱し、イスも無造作に置かれている。
この写真は、民泊のほか美容室などの事業を手がけるOXY(大阪府吹田市)の山下拓馬社長が2025年3月23日、自らのXアカウント(ヤーマン@yahman6630)で投稿した。
他の写真もアップしており、それらを見ると、トイレの床にトイレットペーパーが散らばり、洗面台の上にも汚れたタオルやヒゲソリ、使用済み化粧品などが放置してあった。
山下氏の投稿やJ-CASTニュースの取材への回答によると、中国人観光客は、上海から来て、大阪府内のマンションタイプの民泊施設で19~23日まで4泊した。米民泊サイト「Airbnb」を通じて予約しており、1人4泊で計11万円強だった。
この客が23日にチェックアウトすると、部屋は荒れ放題で、しかも6人で滞在していることが分かった。これに対し、山下氏は、Airbnbを通じて、人数分の追加料金と特別清掃費を請求したとXで報告した。
OXYでは、全国で民泊事業「CATAN」を運営しており、山下氏のXによると、42軒ある。山下氏は、中国人観光客が泊まった部屋で、6人がいつ滞在していたのかは分からないとした。テーブルに付いているいくつかの白い線は傷ではなく模様で、剥がれているようにも見えるトイレの壁はトイレットペーパーが付着しているだけだという。
ただ、グラスなどの備品は、勝手に持って行ってしまったと明かした。