英サッカー専門メディア「Planet Football」(ウェブ版)が2025年3月22日、26年北中米ワールドカップ(W杯)のパワーランキングを更新し、日本は13位にランクされた。
「26年大会で初の準々決勝進出を目指す日本、チャンスは十分にある」
ランキングは1位から21位まで作成され、1位はスペイン、2位はアルゼンチン、3位はイングランド。W杯最多優勝を誇るブラジルは6位だった。
日本は、強豪クロアチア(14位)、ベルギー(15位)をおさえて13位にランクイン。アジア勢で、唯一ランク入りした。
同メディアは、日本に対して以下なような寸評を与えた。
「98年以来、日本はW杯に毎回出場している。(3月20日に)バーレーンに2-0で勝利し、26年の本大会出場を決めた最初のチームとなった。日本は技術的にも戦術的にも優れたトップ選手を定期的に輩出している。アジア最高のチームである日本は、前回のW杯では、スペインとドイツを破り、26年大会では初の準々決勝進出を目指す。そのチャンスは十分にある」
W杯アジア最終予選グループCの日本は、3月20日に埼玉スタジアムで行われたバーレーン戦を2-0で制した。これで6勝1分け、勝ち点「19」とし、最終予選3試合を残してグループ首位で本戦出場を決めた。
最終予選で圧倒的な強さを見せる日本に高評価を与えた「Planet Football」。
「ワールドカップは韓国に関心がない」
韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)は、同メディアのランキングに敏感に反応し、「日本は世界13位なの? 韓国サッカーの屈辱、2026北中米ワールドカップパワーランキングに韓国はない」とのタイトルで記事を展開した。
記事は「ワールドカップは韓国に関心がない」と書き出し、「結果は衝撃的だ。韓国はトップ21位以内に入らず、13位の日本とは非常に対照的だ」と嘆いた。
そして、北中米W杯出場を見据え、こう続けた。
「韓国は22年カタール・ワールドカップで劇的に16強進出に成功した。しかし、主将のFWソン・ソンミン(トッテナム)の調子が、以前ほど良くない状況で、北中米ワールドカップの成績を保証することはできない」
韓国は、W杯アジア最終予選グループBに属し、3月23日時点でグループ首位に立っている。
20日に地元韓国で開催された最終予選オマーン戦は1-1で引き分けた。
グループBは混戦模様で、首位の韓国が勝ち点「15」、2位ヨルダン、3位イラクともに勝ち点「12」で並んでいる。韓国は25日に地元韓国で、2位ヨルダンと対戦する。
「OSEN」は、最終予選で韓国が置かれた状況について、「オマーンと1-1で引き分け、ワールドカップ本戦出場の早期確定に失敗した。DFキム・ミンジェ(FCバイエルン・ミュンヘン)が負傷で招集解除され、MFイ・ガンイン(パリ・サンジェルマンFC)、MFペク・スンホ(バーミンガム・シティFC)、DFチョン・スンヒョン(アル・ワスルFC)まで負傷し、さらに厳しい状況になった」と解説した。