大阪市の南港地区にある大型商業施設ATCに設置された「南港ストリートピアノ」の公式Xアカウントが2025年3月22日に投稿した異例の注意喚起に対し、SNSで物議を醸している。
「人の練習聞かされる側はたまったもんじゃない」
南港ストリートピアノ公式Xアカウントは22日、「ストリートピアノ演奏者の方へ」と題した書面をXに投稿。次のように注意を促した。
「【お願いです】練習は家でしてください。この南港ストリートピアノはフードコートの中にあります。つっかえてばかりの演奏に多くのクレームが入っており、このままだとこのピアノを撤収せざるを得ない状況です」
続けて、練習を重ねてつまづかずに弾けるようになってから発表してほしいと訴え、「誰かに届いてこそ『音楽』です。手前よがりな演奏は『苦音』です」と指摘した。
また、書面とともにコメントも添えている。「こんな掲示はしたくなかった、、というのが正直な気持ちです、、」とし、「間違うのはしょーがないんです、、生身だから でも、人の練習聞かされる側はたまったもんじゃないんです」などと苦言を呈した。
この投稿は24日14時時点で2万2200件以上のいいねを集めるなど注目を集め、SNSで物議を醸した。「中の人として言いたい気持ちは分かるけども。これは運営側は言っちゃいけない」「自由に弾けないピアノはストリートピアノではありません」「ピアノを撤去すればいい」「ならきちんと金払ってプロに演奏してもらえよ」などの声が寄せられている。
J-CASTニュースは24日、ストリートピアノを運営する店舗に電話で連絡したが、「ただいま電話に出ることができません」と繋がらなかった。