参院選自民比例内定の杉田水脈氏、北原みのり氏のコラムに「感謝です」と皮肉で応酬

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   自民党所属の元衆院議員・杉田水脈氏が2025年3月22日、AERA dot.に掲載された社会活動家で作家の北原みのり氏による「杉田水脈氏のイメチェン『櫻井よしこ』スタイルはなぜ私をざわざわさせるのか」とのコラムにXで反応した。

  • 杉田氏は自らの動画で公認を得た経緯を説明した(写真は杉田氏の動画より)
    杉田氏は自らの動画で公認を得た経緯を説明した(写真は杉田氏の動画より)
  • Xで「舌戦」を展開中だ
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  • 杉田氏は自らの動画で公認を得た経緯を説明した(写真は杉田氏の動画より)
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石破氏は差別発言に「私としてはとても賛成し得ない」

   自民党は8日、杉田氏を夏の参院選比例代表での公認候補とすることを発表した。

   杉田氏の公認をめぐっては、自民党総裁の石破茂首相も対応に苦心している。

   21日の参院予算委員会では、立憲民主党の杉尾秀哉氏から過去の杉田氏の差別的な発言について問われた際、公認について「最終的には私の判断でございます」とした石破氏。

   杉尾氏が「自民党というのはこうした差別を許す政党なんですか?」と声を荒げると、石破氏はこれに「自民党はいかなる不当な差別も許しません」と反論。

   その上で「今、ご指摘のようなことは、私としてはとても賛成し得ない。彼女の発言はね。『男女平等は反道徳の妄想である』とか、『女性はいくらでもうそをつける』とかいう発言に対しては、強烈な違和感を持っております」と杉田氏に苦言を呈し、「候補者として、言動というものにはきちんと責任を持ち、心がけてもらいたい」としていた。

北原氏「模倣が原本よりも上回ることは基本的にない」

   公認をめぐって賛否の声が上がる中、杉田氏を痛烈に批判したのは作家の北原氏だ。

   20日掲載の前述コラムでは、「今回は、杉田水脈氏の『イメチェン』について」として、杉田氏の方針転換について皮肉を交えてつづった。

   自民公認の報道で久々に杉田氏の姿を見たという北原氏は、「驚いた。以前とはずいぶんと雰囲気が違うのだ」とし、ヘアスタイルやファッションの変化に言及。かつての杉田氏には「どこか"小物感"があった」「どことなく垢抜けない雰囲気」があったとしつつ、「イメチェン後の杉田氏は、実に堂々としている」と評価。その一方で、「テーマは『威嚇』......でしょうか」ともしている。

   北原氏は杉田氏の変化を「今回の杉田氏は、『櫻井よしこ先生』に寄せてきている」とし、ジャーナリストの櫻井よしこ氏を意識していると分析。「それでも模倣は模倣。模倣が原本よりも上回ることは基本的にない」などと主張していた。

   Xでは、コラムに寄せて「杉田水脈氏の公式HPみて驚きました。『櫻井よしこ』の悪いコピーみたいで」とつづっている。

杉田氏「最後はエールを送っていただき、感謝です」

   これに対し、杉田氏は北原氏のコラム記事を引用し、「わいせつ物公然陳列の疑いで逮捕されたり、靖国神社で無断でヌードになったりしている北原みのり先生に『だらしがない』と言われて、複雑な気持ちですが、全体的にフェミニストの方々が否定する『ルッキズム』に基づくご意見、とても参考になりました」と皮肉交じりに応戦。

   「最後はエールを送っていただき、感謝です」と笑顔の絵文字を添えた。

   北原氏をめぐっては、14年12月に漫画家のろくでなし子さんと共謀し、女性器をかたどった「作品」を陳列したとしてわいせつ物公然陳列の疑いで逮捕された経歴がある。靖国神社でヌード撮影を行い、画像をインターネット上で公開するなど過激なパフォーマンスでも知られていた。

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