「AIに奪われる職業」10年前の予想が大外れと話題に 編集者は悲鳴「1人で何でもできてしまう時代」

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「スナックのママは代替可能性が低い」

   ただしAさんによると、AI活用のコツは「一発で完成品を目指さないこと」だという。構成を決める段階で「このあたりが面白そう」などと質問を投げかけると、「ならこうしますか」と答えが返ってくる。

   そのようなやりとりをした後に原稿を執筆させると、最終的なコンテンツの質や精度はかなり高いものになる。理想的な編集パートナーに見えるが「1人で何でもできてしまう時代」の到来に悲鳴をあげているという。

「相手は疲れを知らないので、1日中ずっとモニターに向かってキーボードを打って、相談したり頼んだり指摘したりしています。そうすると仕事の密度が濃くなりすぎて、気がつくと凄まじく疲弊してるんですね。AIは仕事を飛躍的に効率化させますが、人はヒマにはならない(笑)」

   1日中、高速で言葉のやり取りをしながら一言も発さずにいると、声を出したくなる。生成AIで仕事をするようになってから、Aさんは地元のスナックで気晴らしをするようになった。

「頭のいいAIと長時間やりとりしていると、いい意味でアホな生身の人間と声を発して会話がしたくなるんですよ。『代替可能性が低い100の職業』にはバーテンダーが入っていますが、これは確実だと思います。スナックのママも入れていいんじゃないでしょうかね」
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