2025年3月19日に東京ドームで行われた米大リーグの開幕戦「MLB東京シリーズ」第2戦のロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブス戦で、大谷翔平選手が今季1号となるホームランを放った。
第2試合にして待望の一発だったが、SNSでは一部ファンの行動に波紋が広がっている。
「幻のホームラン」事件想起?「山田哲人」トレンド入り
今季ドジャースに移籍した佐々木朗希投手のメジャー初登板・初先発となったMLB東京シリーズ第2戦。大谷選手もデビュー戦を後押しした。
5回に迎えた第3打席、大谷選手は2-2と追い込まれるもネイト・ピアソン投手の剛速ストレートを捉え、右中間方向に大きな当たりを放った。
インパクトの瞬間、会場からは大きな歓声が上がったが、複数のファンが手を伸ばしボールに触れたことでどよめきも起きた。しかし、判定はホームランに。大谷選手は天を指差し、歓声の中でダイヤモンドを一周した。
なお、大谷選手がホームに戻ってきた後でビデオ検証が行われ、審判団が話し合いを持つ場面もあったが、判定は変わらなかった。
SNSでは、大谷選手の第一弾に盛り上がるコメントが相次いだほか、「ホームラン」「ファンの手」、そして「山田哲人」などのワードがXトレンド入りした。
東京ヤクルトスワローズの山田選手をめぐっては、侍ジャパンの代表メンバーとして出場した17年のWBC1次リーグ・キューバ戦でレフトスタンドに向け大きな当たりを放つも、スタンド最前列で観戦していた男の子がボールをキャッチ。リプレー検証の末、ホームランではなく二塁打と判定されてしまった「幻のホームラン」事件があった。今回の出来事と絡め、騒動を思い出す野球ファンも少なくないようだ。