大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するムーキー・ベッツ選手(32)が、2025年3月18日から東京ドームで開幕する東京シリーズ(シカゴ・カブス戦)を欠場することが決定した。
「原因は分からないが、7キロ近く体重が減った」
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)が明らかにした。
スポーツ紙の報道によると、ベッツの症状は「胃腸炎」のようなものだが、詳細は不明だという。
ロバーツ監督は「原因は分からないが、7キロ近く体重が減った。脱水症状のような感じで、彼が米国の本拠地開幕戦に出場できるように、なるべく体力回復に努めさせたい」と説明したという。
主砲ベッツの東京シリーズ欠場に、複数の韓国メディアが反応した。
韓国出身のキム・ヘソン内野手(26)が、昨オフ、ポスティングシステムを利用し、ドジャースに移籍したこともあり、韓国ではドジャースへの注目度が急上昇している。
強打者が揃うチームの中で、2塁手として期待されたキムは、オープン戦で結果を残せなかった。
打撃面では、打率.207、1本塁打、OPS(出塁率プラス長打率).613と低迷し、ストロングポイントの守備では、本職のセカンド、ショートに加えてセンターを守ったが精彩を欠いた。
「ベッツの体調が悪いことをもう少し早く知っていれば...」
結果、マイナー降格が決定し、開幕戦となる東京シリーズに帯同できなかった。
キムの「ライバル」ベッツの欠場に、「スターニュース」(ウェブ版)は、「こんなことなら、キム・ヘソンを(東京に)連れて行けばよかったのに」と嘆き、次のように続けた。
「オープン戦で結果を残せなかったが、韓国でセカンドとショートの両方をこなしたキム・ヘソンなら、ベッツの穴を埋めることができた。しかし、ロバーツ監督はキム・ヘソンの打撃を信じられず、結局、マイナーリーグ降格という苦い判断をしてしまった」
地元メディア「マイデイリー」(ウェブ版)は、ベッツの欠場に伴うキムの「必要性」に言及した。
「ベッツの体調が悪いことをもう少し早く知っていれば、キム・ヘソンは十分にマイナーリーグ行きを避けることができた。ましてや東京シリーズは本土開幕戦と違い、ロースターに追加2枠が与えられ、そのうちの1枠がキム・ヘソンに回ってくる可能性もあった。ベッツを負傷者リストに登録すれば、ロースターに対する悩みも大きくなかったはずだ」
東京シリーズ初戦は18日に東京ドームで行われ、ドジャースは山本由伸投手(26)、カブスは今永昇太投手(31)が先発のマウンドに上がる。