「彼女が誠実な人間でしたと主張したい訳ではありません」
13日には、長文ポストで「私が文章を書く理由は最上あい(佐藤愛里)が故人となった為」と説明。「彼女が誠実な人間でしたと主張したい訳ではありません。彼女は実際に金銭面のモラルはよくありませんでした」としつつ、「今Xに上がっている情報は凶行に及んだ犯人が事前に世に流している情報に見受けられます」と事件を取り巻く世論への不満をつづっていた。
16日の投稿では、投稿者自身のプロフィールについて「私は1992年4月22日生まれ 油井大顕(ゆいだいけん)と申します。株式会社ORNIS(オルニス)代表取締役です」と明かした上で、書面を公開し詳細を明かした。
「最上あい(佐藤愛里)と高野容疑者の時系列」として公開した書面では、事件発生までの経緯を説明している。
書面によると、最上さんと男が配信サイトを通じて知り合ったのは2021年12月のこと。翌22年9月?11月に最上さんと男の間に約250万円の金銭授受が発生。同年12月に男が最上さんが働く飲食店に通い始め、好意を抱き何度も交際を迫るようになり、23年1月には、男の嫌がらせにより最上さんが配信を休止した。
油井さんは7月に最上さんと音声通話アプリで出会い、ほどなく交際をスタート。8月に同棲を開始し結婚の約束を交わしたという。この時、油井さんも最上さんに「数十万円ずつ」お金を貸し始めたという。
男とのLINEのやり取りを発見したが、最上さんは「リスナーとの金銭トラブルなだけ、返しているのに」と説明し、LINEを削除した。
10月に「ぢさつ」というXアカウントが油井さんをフォロー。「配信者にお金を貸したまま飛ばれた」との記載があったことから確認を行うと、最上さんに過去に80万円の借金トラブルがあったことが判明した。
11月には最上さんから油井さんへの借金の返済が滞り、最上さんに資産がないことが判明。資金難に陥ったことから12月にはタワーマンションの退去手続きを行った。
24年1月には、油井さんも消費者金融から200万円の借金をした。最上さんは「精神病で外では働けない」として配信業で返済を行うと約束したが、嫌がらせを受け配信ができないとしていた。男が執拗なストーカー行為をしていたと聞いていた油井さんは、最上さんと男、油井さんの3人で話し合いを持った。しかし、男と最上さんの間にあった約250万円の詳細は不明だったという。