石破茂首相が新人議員との食事会で渡した1人10万円の商品券が、お土産としては高額すぎると問題になっているが、そもそも会食でお土産を渡すのが自民党では当たり前のことなのか。タレントの杉村太蔵氏も衆議院議員の時に「商品券をもらったことがある」と白状した。
小泉、安部時代はお土産無し、そのわけは?
2025年3月16日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」に出演した杉村氏は、MCの田中裕二さんから品券をもらったことはないのかと聞かれ、「すっげぇヤバい空気だな」と困惑。「あのお、小泉総理、安倍総理の時も公邸で新人議員集めて食事会開いていただいたんですけど、その時はカレーとハヤシライスだったんです。その時は一切お土産なかったです。なんでなかったのかなと思うと、僕ら(の時は新人議員が)83人いたんですよ」と弁明する。たしかに、1人10万円だとすると、83人ならお土産代だけで830万円だ。首相でもポケットマネーでは無理ということだったのか、杉村氏はこの時はお土産はなかったという。
ただ、「先輩議員にまったく政治的活動に関係なく、親睦を深める食事会に誘われたときに、靴券もらったことあります。5万円ぐらいの」と明かした。「これなんですかって聞いたら、せっかく議員になったんだから、1足くらい良い靴があった方がいいぞと。外交とかあるからと。ありがとうございますなんて言って、すぐ靴屋さん行きました」と話す。
「違法性はない」と必死に言い訳
田中さんは「じゃあ、商品券もらったことあるのね」と突っ込まれると、「そうそうそう」と認めながらも、「公選法、政治資金規制法も関係ないわけ。単なる贈答だから。僕もそういう点でいうと、石破さんと同じ考えで、これは違法性はない」と必死に言い訳する。
ゲストのカズレーザーさんが「そのいい靴はいて、有権者の前でいい格好してる。これ政治活動ですよね」とまぜっかえす。田中さんは「そういう文化が自民党にはあったということだね。来週、(太蔵氏がこの番組に)いるかどうか、ちょっとね」とダメ押しして、スタジオは大笑いとなった。
(シニアエディター 関口一喜)
宮田村 オヒサマの森へ。
— 石破茂 (@shigeruishiba) March 15, 2025
ご高齢の方も赤ちゃんも起業家も学生も外国の方も「ごちゃまぜ」にすることで創る地域コミュニティの現場にお邪魔しました。 pic.twitter.com/MynSTtpBDx