万里の長城で尻出し撮影の日本人男女、一時拘束される 日本外務省も「大人がするような行為ではない」

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   中国・北京郊外の世界遺産「万里の長城」で、日本人観光客の20代の男女が迷惑行為をして当局に一時拘束されたと報じられ、この男女にネット上で批判が相次いでいる。

   中国の対応については、理解を示す向きが多く、日本も外国人の迷惑行為に厳しく対処すべきだとの声も出ていた。中国で一体何があったのだろうか。

  • 「悪ふざけ」で撮影したという(写真はイメージ)
    「悪ふざけ」で撮影したという(写真はイメージ)
  • 万里の長城
    万里の長城
  • 「悪ふざけ」で撮影したという(写真はイメージ)
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「絶対にやめて」「日本人全体のイメージの悪化につながる」

「中国を馬鹿にするような意図はなく、悪ふざけだった」

   各メディアの報道によると、この男女は、尻を出した行為について、こう釈明したという。

   2人は2025年1月初め、旅行で万里の長城を訪れた。男は尻を出して、一緒にいた女が撮影すると、警備員に取り押さえられた。北京にある在中国日本大使館の領事が2人に面会して、聞き取りを行うなどしたという。

   中国では、公共の場で下半身などを露出する行為は、治安管理処罰法の違反になる。2人は、その後2週間拘束され、強制退去処分を受けて日本に帰国した。

   この経緯は、3月13日に日本テレビがウェブ版ニュースで報じ、他のメディアも後追い報道して大きな話題になった。

   日本でも、こうした行為は違法になる可能性があるため、「拘束されて当たり前」「よく強制退去で済んだな」などと中国の対処に賛意を示す意見が多かった。2人に対しては、「こんな恥ずかしい行為は絶対にやめて」「日本人全体のイメージの悪化につながる」と厳しい批判の声が上がった。

   また、日本でも、外国人観光客の迷惑行為が相次いでいることから、「日本は甘すぎる、だから外国人観光客が増長」「中国を見習って問題起こした外国人は強制退去させよ」といった書き込みも相次いでいる。

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