ハンバーガーチェーン大手「マクドナルド」で人気のチキンマックナゲット(5個入り)の100円セールが2025年3月12日に行われ、買い求める客が相次いで売れ切れる店が続出した。
この日は、マックでハンバーガーなどが値上げされた日だった。各店舗では、売り切れ後はナゲットが同額で買えるクーポンを配るなどの対応に追われた。
「凄い行列」「人がめちゃくちゃいっぱいで座れない」
「お店は、ドライブスルー、駐車場が大混雑し、店内は18時ころに売り切れました」
ナゲットを買おうとマックの店を訪れた「富山魂」さん(@toyama_damashii)は3月13日、J-CASTニュースの取材にこう話した。
マックでは、「トクニナルド」と称するキャンペーンが10日から始まり、12日は、アプリのクーポン限定でナゲット5個が税込み100円で販売された。一方で、一部店舗を除き、この日からハンバーガーなどの店頭価格を10~30円値上げしており、ナゲットは、260円から290円になった。セールでは、66%引きになる破格の値段だ。
富山魂さんは、売れ切れを知って違う店に向かったが、その店のクーポンも18時には表示されなくなった。店内で、「ナゲットないんですか?」と聞くと、「すいません。売り切れました」と返答されたという。その代わりに、17~21日に使えるナゲット100円のクーポンをもらったといい、X投稿では、「神対応だ」と喜んでいた。
セールの日について、X上では、マックの店舗が「激込み」していたとの投稿が相次いでいる。
「買ってきましたー!夕飯のおかず!」「ありがたいです」とゲットして喜ぶ声も出ていたが、その一方で、「凄い行列」「人がめちゃくちゃいっぱいで座れない」「売り切れで買えませんでした」といった情報も次々に寄せられた。
大阪府内のある店舗では12日、ナゲットのほかマックフライポテトも売れ切れたという立て看板を店内に出した。
日替わり商品100円でも、66%引きのナゲットは別格
マックでは、キャンペーンの一環で、3月10~23日にポテトのMとLのサイズを250円の特別価格に設定しており、ポテトも人気だったらしい。
看板を出した店では13日、ナゲットについては昼前の11時ごろ、ポテトは15時30分か16時には完売したと取材に説明した。
「ナゲットが売り切れるまでは、お客様の行列ができて、お店の外まで並んでいました。売り切れた後は、列ができたりすることはありませんでした。ナゲットを買えなかったお客様には、100円のクーポンをお出ししています」
マックの今回のキャンペーンでは、10~16日に日替わりで100円クーポンをアプリで出している。11日は通常価格140円からのホットアップルパイ、13日は同じ価格からのソフトツイストが対象になったが、66%引きになるナゲットは、別格だ。
ナゲットのセールがあった12日は、ハンバーガーなどの値上げが始まった日だ。こうした状況から、X上では、値上げに合わせた客寄せではないかとのうがった見方も出ていた。
なお、マックでは、ナゲットについて、公式Xで「ご好評につき品切れのため、販売を休止している場合がございます」と投稿するなど追加情報は出している。
ナゲットのセールはどんな状況だったか、その後の客足はどうなっているのか、などについて、日本マクドナルドの広報部に取材を申し込んでおり、回答があり次第追って伝える。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)