投げ銭などでランクアップ、ライブ配信サイト「ふわっち」とは 刺殺された最上あいさん利用、運営会社は「哀悼の意」

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10段階の配信者グレード、最上さんは最上位

   ふわっちの公式サイトによると、普段の配信内容やその盛り上がり度合いに応じて、10段階の配信者グレードがある。グレードはイベント参加の条件やグループ分けの基準に使用され、それが高いほど収益もアップする仕組みだ。

   グレードのランクは、最下位の「ホワイト」から最上位の「プラチナ+」まである。配信終了時にグレードが更新され、1日配信されないと再計算され、配信者はそのたびに一喜一憂することになる。イベント入賞特典として付与される特別な「ダイヤモンド」グレードもあった。

   他の配信者と一緒にできるホストコラボもあるが、グレードによって制限され、「ブロンズ」以上の配信者なら、誰にでもリクエストを送れる。

   最上あいさんは、2500人ほどのフォロワーがいて、最上位の「プラチナ+」グレードだった。

   プロフィールには、受賞歴も紹介されており、2月3~5日配信のイベントの総合ランキングでは、1位になった。ホワイトデーを前にした3月5日のイベントでも、ランキング4位だった。最上さんは、24年から80以上も受賞しており、配信者の中でも、トップレベルの人気を集めていたことが分かる。

   そんな人気者を襲った悲劇について、ふわっちのサービスを手がけるjig.jpは11日、公式サイトで「本日の報道に関するお知らせ」を出した。

   そこでは、「当社として、本事件に関する事実確認を行い、警察への情報提供等の捜査協力を行っております」と報告したうえで、「現在、捜査機関による捜査中であることや、被害者のプライバシーに対する配慮からも現時点において当社からの本事件に関する詳細の発信は差し控えさせていただきます」などとしている。最後に、「謹んで哀悼の意を表します」と結んだ。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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