格安スマホ「シェア・満足度」調査 「日本通信SIM」一人勝ちも...メルカリ参入で風雲急の情勢へ

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「日本通信SIM」は3つのプランで安さを徹底追及

――【図表4】の総合満足度を見ると、「日本通信SIM」が圧倒的にトップです。また、【図表3】の利用率の伸び率でもダントツの1位で、一人勝ちの状況ですが、「日本通信SIM」はどんな点がユーザーの心をひきつけたのでしょうか。

担当者 まず、ユーザーが格安SIMに求めるのは何よりも価格です。通信料金をとにかく安くしたいというニーズにどう応えるか、各社は競争しています。その中で「日本通信SIM」は合理的プランというプランを3つ用意しており、「合理的シンプル290プラン」ではデータ量1GBを290円という格安料金で提供しています。

また、昨年(2024年)9月には「合理的みんなのプラン」と「合理的50GBプラン」を発表、その中でそれぞれ料金を据え置いたままデータ通信料の増量に加え、通話5分かけ放題、または月70分無料通話を提供する、お得な料金プランを始めました。

このように、通信料金を抑えたい利用者の声を受け止め、積極的な改善を行っている点がユーザーからの高い満足度に表れています。

――【図表3】の利用率の伸び率では、「J:COM MOBILE」と「IIJmio」の伸びも目立ちます。それぞれどういう特長があるのでしょうか。

担当者 「J:COM MOBILE」はケーブルテレビが母体のJ:COMのモバイル通信サービスです。テレビや光回線サービスとセットで契約することで、データ容量が増量される「データ盛り」などの特典が好評を得ていると考えられます。また、訪問販売も特徴的で独自の営業ルートを持っています。

「IIJmio」は格安スマホの老舗で、法人にも強く、総務省の通信市場動向調査でも最大手のサービスです。特に人気なのがスマホ端末のセールで、端末が安く購入できる点がユーザーにとって魅力です。また、災害時や通信技術の広報発信も信頼が高いことが特徴です。
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