「ベルーナドームはすごく難しい球場」
そして、江本氏が西武のホーム球場であるベルーナドームに関して、伊東氏に「ドームの隙間が空いているじゃない。あれが夏や春先きついと言われているけど、実際どうなの?」と質問すると、伊東氏は自身の経験を踏まえて、こう答えた。
「いろいろな影響がある。春先は風が入ってきて寒い。お客さんも、ひざ掛けして毛布を巻いたりして観戦している人もいる。ドーム球場でダウンを着ている人はまずいないが、ものすごく寒い。打球も空いている部分にいけば伸びる。すごく難しい球場。梅雨時は湿気が多い。昔よりはだいぶ改善されたが、暑くて」
伊東氏の解説に対し、ベルーナドームを完全な室内球場にするべきと訴えた江本氏は、「極端なんだけど」と切り出し、次のように提言した。
「(本拠地を)名古屋に移ったらどうだろう。名古屋に球場を作って。名古屋の人口だったら2球団あってもいけそう。あそこにパ・リーグがいると面白い。埼玉はサッカーに任せておけばいい。野球はよそに行った方がいい。名古屋は(西武ホールディングスが連携した事業を行う)岐阜とか滋賀にも近いし。違和感はないはず」
西武は、79年から本拠地を埼玉県所沢市に移し、08年から球団名を埼玉西武ライオンズとしている。