「渡り鳥みたいでは」から「時間をかけて考える」に
蓮舫氏は都知事選敗北後、インスタライブで「今は国政選挙を考えていない」と述べた。都知事選で多くの人が投票してくれたことを重く受け止め、すぐにまた国政に戻るのは「渡り鳥みたいではないか」と、潔しとしない様子をにじませていた。
立憲が参院選に蓮舫氏を擁立か、と報道したメディアの中には、この発言に言及したところが複数みられた。
ただ、このインスタライブから2か月ほど後の24年9月18日、毎日新聞が配信した蓮舫氏のインタビュー記事のなかでは、「私が本当に社会に求められているのか。自分の中で、まだ整理しきれていないところがあります。今後のことは、もう少し時間をかけて考えるつもりです」と述べており、ややトーンが変わっていた。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は25年3月7日の記者会見で、立憲が蓮舫氏を夏の参院選に擁立する方針だと記者が伝えると「えっ、嘘。ホント?」と驚いた様子を見せた。そのうえで「国政は一回リセットって言ってなかった? まあ、帰ってくるのはウルトラマンと蓮舫さんだけだね」と冗談めかして皮肉った。