「高齢者向け分譲マンション」元気なシニアには魅力 利点多いが「ちょっとお高い」が課題

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人気のサービス付き高齢者向け住宅

   自立した高齢者向けの住宅として、もう一つの候補がサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)だ。高齢者住宅検索サイトの運営会社「LIFULL senior」が2024年5月、60歳以上を対象に実施した住み替えに関するインターネットによる調査で、住み替え意向を持つ人に好ましい住居形態を尋ねたところ、「サ高住」を挙げた人が27.6%を占め、最も人気が高かった。次いで「シニア向け分譲マンション」と「戸建て」が各14.7%で、これに「有料老人ホーム」の13.1%が続いた。

   サ高住はバリアフリー対応の、いわば見守り付き賃貸住宅で、60歳以上か、要介護・要支援認定を受けた60歳未満が対象だ。サービス付きとはいっても、安否確認と生活相談が基本のサービスであり、介護は介護サービス事業者と契約する必要がある。「生活の自由度が高い」「重度の要介護は居住の継続が難しい」といったシニア向け分譲マンションとの共通点があるが、賃貸のため、初期費用が安く、別の物件に転居しやすい。敷金の相場は数万円~数百万円で、家賃や管理費などの月額利用料は数万円以上からだ。

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