「すっぴんを見られたくない」コント風動画に賛否 日本郵政は削除「意見を真摯に受け止めた」

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「女性蔑視がひどすぎる」「コメディ風に描いただけ」

   この2分強の動画は、「絶対にすっぴんを見られたくない女VSなんとかサインをもらわなければいけない配達員」と題して、日本郵政の公式Xで3月5日に投稿された。

   動画は、ウェブ広告を手がけるIT企業「合同会社こねこフィルム」(東京都町田市)とコラボして、日本郵政が24年10月からTikTok上で始めた「こやぎフィルム」プロジェクトの一環だ。

   プレスリリースによると、手紙や郵便などにまつわる人間ドラマを描いた動画を週に1回、約半年間に渡って投稿していく予定。手紙や郵便をはじめとした郵便局ネットワークをより身近に感じてもらうのが狙いという。ユーモアと皮肉を織り交ぜた作風で「気が付くと再生ボタンを押す手が止まらなくなる中毒性ある作品」とアピールしていた。

   今回の動画については、ネット上で賛否両論の意見が書き込まれている。

   「女性蔑視がひどすぎる」「理解不能で戸惑うばかり」「ご時世的によく出せたな」といった批判の声が上がる一方、「やり取りをコメディ風に描いただけ」「いちいちクレーム入れるなんて」「コントなんて何もできんくなる」と反論も出て、議論になっている。

   日本郵政の公式Xは25年3月6日、「弊社Xアカウントで投稿した動画に関して様々なご意見をいただきました」と報告したうえで、次のように説明した。

「それらを真摯に受け止め、当該動画を削除いたしました。今後は細心の注意を払い、再発防止に取り組んでまいります」

   同社の広報部は7日、J-CASTニュースの取材に対し、投稿を削除したのは今回賛否が割れた動画だと明らかにした。どんな意図で動画を作ったのか、意見をどう受け止めたのか、などについても質問しており、回答が来次第追って伝える。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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