東北新幹線「はやぶさ・こまち21号」が、2025年3月6日午前11時半ごろ、上野から大宮に向かって走行中に、東京・荒川区のJR西日暮里駅付近で連結部分が外れて分離、緊急停止した。青森行きのはやぶさ21号には441人、秋田行きのこまち21号には201人が乗車していたが、分離した列車はそれぞれ大宮駅まで走り、乗客は後続の列車に乗り換えたり、旅行を取りやめたりした。
2度あることは3度ある
東北新幹線では24年9月にも走行中のはやぶさ・こまち6号の連結が外れる故障があり、JR東日本は連結している車両を電動で分離するスイッチに金属くずが挟まってショートしたのが原因と発表していた。
6日のトラブルの原因は明らかでないが、再び同じような故障が発生したわけで、停止現場や大宮駅から中継で伝えたフジテレビ系情報番組「イット!」のスペシャルキャスターのパトリック・ハーラン(パックン)は、「いっそ手動にしたら」と皮肉った。
メインキャスターの青井実アナに「乗る人としては心配ですよねえ」と問われたパックンは、「心配ですよ。2度あることは3度あるという有名な慣用表現もありますからね」と言い、「同時に緊急停止する装置も故障したらどうなるのだろうと、やっぱり想像してしまいますね。変な話、ここまできたら、手動でいいんじゃないかなと思うんですよ。電気系統にこんなに問題が起こるならば......」と話した。
JR東日本は原因が判明し、必要な対策が完了するまで、はやぶさ・こまち、やまびこ・つばさの連結運転を取りやめるとしている。
(シニアエディター 関口一喜)