秋田県大館市の石田健佑市長(27)が2025年3月3日、慶應義塾大合格に関する学歴詐称の疑いを指摘されていたことを受け、同大の事務室から合格を確認したとの返答があったとXで明かした。
「公職選挙法においても抵触してません」
23年、石田氏は25歳県内最年少で大館市議選に当選。24年には27歳で同市市長選挙に出馬し、全国最年少で市長に就任した。複数メディアによれば、一部市議が学歴詐称の疑いを指摘していたという。
石田氏は3月3日、「慶應義塾大学合格の詐称疑惑について」と題した文章を投稿。「私の過去のプロフィール『慶應義塾大学環境情報学部合格』について多数確認のお問い合わせをいだだいており、本日記者会見を開きました」と報告した。
この件について、同大に本人確認書類を送付して問い合わせたという。すると、2月14日に、環境情報学部がある湘南藤沢キャンパス(SFC)の事務室から、「環境情報学部のAO入試<2018年9月第1学年入学者選考>において【合格】されていたことを確認いたしました」との返答があったと説明。
最後に、「私の最終学歴はこれまでと変わりませんが、大学合格および入学辞退の経緯ご理解くださっていた皆様と、問い合わせにご対応くださった慶應義塾大学様に感謝申し上げます」と締めくくっている。
別の投稿では、政治活動中のリーフレットで「慶應義塾大学環境情報学部に合格するも入学金が払えず断念」と記載していたと説明。一方、選挙で使用していたプロフィールでは、記載していなかった。
石田氏は、「そもそもどちらも学歴として記載はしておらず、私のプロフィールとして記載しておりました。公職選挙法においても抵触してませんので、ご安心いただけると幸いです」と述べている。