悠仁さま初会見、海外メディアも報道 公務と学業の両立に注目、AFPは「結婚」に関心

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   秋篠宮家の長男・悠仁さまが2025年3月3日、赤坂御用地・赤坂東邸で行われた成年会見で、成年を迎えての思いを語った。

   海外メディアも相次いで会見の様子を報じている。

  • 記者会見で質問に答える悠仁さま(写真は宮内庁提供動画から)
    記者会見で質問に答える悠仁さま(写真は宮内庁提供動画から)
  • 悠仁さまの記者会見の様子(写真は宮内庁提供動画から)
    悠仁さまの記者会見の様子(写真は宮内庁提供動画から)
  • 記者会見で質問に答える悠仁さま(写真は宮内庁提供動画から)
  • 悠仁さまの記者会見の様子(写真は宮内庁提供動画から)

「人々の暮らしや社会の状況に目を向け続けていくことが重要」

   悠仁さまは3日の記者会見で、成年を迎えての思いや皇室の在り方をめぐる自身の考えなどを語った。

   「これまで成長を見守ってくださった方々や、折々に支えてくださった方々に深く感謝申し上げます」と周囲への感謝を明かした上で、「18歳になって半年がたとうとしていますが、率直に申しますと、これまで高校生活の中で成年を意識する機会は多くはありませんでした」と明かした。

   象徴天皇の存在については「上皇陛下がお考えになってこられ、天皇陛下が先日の記者会見でおっしゃっていましたように、常に国民を思い、国民に寄り添う姿なのではないかと思います」。皇室の在り方については「天皇陛下のお考えのもと、人々の暮らしや社会の状況に目を向け続けていくことが重要であると思います。そして、出会いを大切にして、人々の幸せを願い、気持ちに寄り添い続けることが重要であると思います」と語った。

   海外留学を勧められているという悠仁さまは、将来について「海外に行くことによって、今までとは異なる経験をすることができたり、様々な国や地域から集まった人々やいろいろな文化に出会えたりすることができると思います」とし、「家族の意見もよく聞いて検討してみようと思います」と話した。

   結婚について問われた際には、「理想の時期や相手について、まだ深く考えたことはありません」と答えた。

AFPは見出しに「結婚については考えていないと語る」

   複数の海外メディアが、各国さまざまな切り口で悠仁さまの会見の内容について報じている。

   仏AFP通信は、「10代の皇位継承者、結婚については考えていないと語る」と、結婚に関する発言を見出しに取り、発言の文脈を次のように伝えた。

   女性への差別撤廃を目指す国連の委員会が、24年に日本政府に対し「皇位は男系の男子が継承する」と定めた皇室典範を改正するよう勧告した問題にも言及しながら、次のよう伝えた。

「皇位継承できるのは男性だけで、女性は一般人と結婚すれば皇室を離れ、その子孫に皇族の地位はない。しかし、9月に18歳になり、父の次に天皇になる皇位継承権を持つ悠仁さまは、結婚を考えるにはまだ早すぎると話した」

   米AP通信は、「18歳の悠仁さま、皇族としての務めと大学進学を両立させると語る」として、悠仁さまの学生生活への展望などについて報じた。英ロイター通信は「悠仁さま、初会見で皇族の務めを果たすことを誓う」の見出しを立てた。

   韓国の聯合ニュースは、「『皇位継承順位2位』悠仁親王、成人式で初会見...『役割果たす』」として、悠仁さまが語った成年皇族としての抱負についてまとめた。

   スペインの日刊紙「エル・ムンド」は、「日本の悠仁親王は、皇室存亡の危機をめぐるプレッシャーの中、10代の一歩を踏み出した『緊張しているが、自分の役割を果たしたい』」とし、皇室存続に関する課題を伝えている。

姉妹サイト