コンビニレジで「険しい消防士さんの表情が少し緩んで見えました」 陸前高田市立博物館がXで明かしたメッセージ

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   岩手県陸前高田市の「陸前高田市立博物館」公式Xが2025年3月3日、コンビニでのエピソードを明かし、注目を集めている。

  • 陸前高田市のコンビニでのひとコマ。消防士の表情が「少し緩んで」見えたという
    陸前高田市のコンビニでのひとコマ。消防士の表情が「少し緩んで」見えたという
  • 陸前高田市のコンビニでのひとコマ。消防士の表情が「少し緩んで」見えたという

「険しい消防士さんの表情が少し緩んで見えました」

   陸前高田市立博物館は、1959年1月に東北地方第1号の公立登録博物館として開館した博物館だ。陸前高田市の自然・歴史・文化に関する資料を収蔵、展示している。

   博物館の公式Xは3日、レジ前の様子を写した写真とともに「今朝、昨日のコンビニに立ち寄ったら、山形市の消防士さんたちがたくさんおにぎりやサンドイッチを買っていました。レジのかごをちらっと見て、険しい消防士さんの表情が少し緩んで見えました」とつづった。

   写真には、「大船渡市山林火災 募金」と書かれた手作りの募金箱と、カゴに盛られた飴に「消火活動お疲れ様です ありがとうございます! よろしかったらどうぞ!!」と書かれたスタッフ一同からのメッセージが写っている。

   消防士は岩手県大船渡市で続いている山林火災の消化活動に向かうところだったとみられ、博物館は消防士らに向け「今日もよろしくお願いします。そして、怪我のないように」とエールを送った。

「支援者支援もとても大切ですよね」

   同博物館は、2011年3月に発生した東日本大震災により施設は全壊、資料も壊滅的な被害を受けた。現在に至るまで、救出できた資料の安定化処理および修理作業を続けているという。

   発災から約11年8か月後の22年11月に、同じく大きな被害を受けた「海と貝のミュージアム」と合築する形でリスタートを切った。

   自然災害の被害を受け、再度立ち上がった博物館からのエールに、SNSでは「大船渡市の周辺の皆さんも、色々な形で協力してくれているんですね。支援者支援もとても大切ですよね。早い鎮火をお祈りしてます」「皆さん ご自分のできるところで心遣いされていて 本当に頭が下がります 早く鎮火しますように」など、共感と応援の声が寄せられている。

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