東京都豊島区の公式Xアカウントが2025年3月3日、「東池袋1丁目の区道通称名を『アニメイト通り』に設定しました」と報告し、ネットの注目を集めている。
「近年は、マンガ・アニメに関連したにぎわいの向上が見られ......」
豊島区は3日、区の公式ホームページで「豊島区は、令和7年3月1日(土曜日)に、東池袋一丁目を南北に走る区道の通称名を、『アニメイト通り』と設定しました」と詳細を明かした。
区道への通称名の設定は「本区では、これまで豊島区に住み、働き、憩う人々にとって、道路が身近なものとして親しまれ、かつ、訪れる人々の道しるべとなるよう」という主旨で行われているもので、1990年度にスタートしたという。
「今回名称設定をした東池袋一丁目周辺は、庁舎の跡地周辺が『Hareza池袋』として、新たな拠点へ生まれ変わったエリア」で、「近年は、マンガ・アニメに関連したにぎわいの向上が見られ、地域資産としての価値が高まってきました」。「こうした中、地域の方々より、区道の通称名を『アニメイト通り』にしたいとの要望を受け、62路線目となる名称設定の決定に至りました」と説明した。
「アニメイト通り」と名付けられた区道は、「豊島区立芸術文化劇場」や「としま区民センター」、そしてアニメ・コミック・ゲーム関連商品を販売する大手チェーン「アニメイト」の本店が並ぶ通りだ。
池袋には「アニメイト」以外にも主に女性を対象にしたアニメグッズや同人誌などを扱う店舗が集まる「乙女ロード」もあるなど、いわゆる「オタク」の集まる街としても親しまれている。
「通りの名前変えるとか『アニメイト』スゲェー!!」
区の投稿には、「以前からここはアニメイトの通りとか呼んでたけど、正式にそうなったのかw」「通りの名前変えるとか『アニメイト』スゲェー!!」など、驚く声が寄せられた。
一方で、「サブカルはサブカルのままにしておけばいいのに」「オタクが『アニメイト通り』と呼ぶのはいんだけど区役所が『アニメイト通りにします!』はなんか恥ずかしいんよ...」と困惑する声もある。
公道に一般企業名を冠した通称名を設定することへの疑問も寄せられているが、有償での命名(ネーミングライツ)だけでなく、静岡県沼津市の「リコー通り」、愛知県名古屋市の「ダイエー通り」など、地域に根付いた企業の名前を市や区が通称名として採用する例もある。
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— 豊島区 (@city_toshima) March 3, 2025
東池袋1丁目の区道通称名を
「アニメイト通り」に設定しました
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地域の方々の声により、
親しみやすい名称が決まりました✨
今後も地元の皆さまと地域に愛される
道路づくりを進めてまいります
▼詳細https://t.co/K2NQSABuQZ pic.twitter.com/HyzV3zvmXC