フリーキャスターの伊藤聡子さんが2025年3月3日にブログを更新し、新幹線で他の乗客に席を譲り、そのこと自体がルール違反だなどと物議を醸したことを謝罪した。
「後から乗ってきた人が、自分の席に外国人の人が座っていたら困る」
問題となったのは、伊藤さんが2月24日に公開したブログ。その中で新幹線の通路側の席を取って座ったところ、隣の窓側の席の外国人女性と斜め前の通路側席に座っていた男性が目配せしていたとのこと。
伊藤さんはこのふたりがカップルであると察し、男性と席を代わったとのこと。ふたりが喜んでくれたと説明しつつ、「実は、私こういうパターンにけっこう遭遇してて、外国人、日本人関係なく、気がついたら必ず席の交換を提案するようにしてるんです」と明かしていた。
しかし、このブログに対してネット上からは、「規則違反になるはず」「自由席なら問題ないけど、指定席はあとの人に迷惑」「譲った席の指定区間以外ならトラブルになるのは事実」といった指摘が集まっていた。
こうした声を受け、伊藤さんは3日に「申し訳ございませんでした」というブログ記事を公開し、「まさか外国の方に席を譲ったことをブログに書いたことが記事になり、こんなにご批判をいただくことになるとは...」と驚きを明かした。
一方で「確かに後から乗ってきた人が、自分の席に外国人の人が座っていたら困るし、トラブルのもとになる。その通りです」とネットからの指摘を認めた。
「私がやっていることは、昭和の感覚のおせっかいなおばちゃん」
なお、伊藤さんもそのトラブルを懸念していたといい、自身が新大阪で降りるときに「誰か他の人が来たら、自分の席に戻ってね」と声掛けするつもりだったそうだが、そのカップルも新大阪で降車したとのこと。
伊藤さんは「まぁ、私がやっていることは、昭和の感覚のおせっかいなおばちゃんなのかもしれませんね」と冗談混じりつづり、「多くの方々がおっしゃるように規則は規則ですから、勝手にそんなことをするのは許されないことは今後肝に銘じたいと思います」とあらためて明かしていた。
しかし、伊藤さんは1月にも窓側の席に座っていた際、自身の隣に赤ちゃんを抱っこした母親が座り、通路を挟んだ席に5歳の子どもが離れて座っていたことがあり、席を交換したとのこと。しばらくして通りかかった車掌から「お気遣いいただいてありがとうございます」と声を掛けられたことを明かした。
伊藤さんは、「規則はあるけれど、車掌さんも臨機応変に対応してくれているという認識でいました」と説明しつつ、今回の行動については「私自身が乗り鉄で新幹線が大好きなので、みんなハッピーな旅になったらいいな?と思って取った行動だったのですが、規則破りであることは間違いなく、不快な思いをさせてしまった方々には申し訳ございませんでした」とつづっていた。