震災から14年...防災の備えにはポータブル電源を　BLUETTI、日本市場向け「AORA」シリーズ投入: J-CAST ニュース【全文表示】

2011年3月11日に起きた東日本大震災から今年で14年が経つ。当時、東北地方を中心に広域で停電が発生し、多くの人々が電気を使えない生活を強いられた。地震や台風、豪雨などの自然災害が多い日本では、こうした非常時の停電に備えることが大切だ。

近年、防災グッズとしても活躍する「ポータブル電源」の需要が高まっている。幅広い家電製品に電源供給できるためだ。こうした中、この業界を牽引する中国・深センに拠点を置くBLUETTI（ブルーティ）が、日本限定のポータブル電源「AORA 80」と「AORA 100」を2025年3月4日に発売する。

BLUETTIの新製品「AORA 80」と「AORA 100」

デザイン性と実用性を兼ねた「AORA 80」「AORA 100」

BLUETTIは、東日本大震災直後の2012年から日本における災害時の電力確保やアウトドア用電源の研究開発をスタート。2018年には、ポータブル電源「BLUETTI」ブランドを確立した。

これまで、BLUETTIはグローバルで共通仕様の製品を販売してきた。しかし、今回新たに開発した「AORA」シリーズでは、日本市場向けにローカライズしたポータブル電源をラインアップした。この第1弾として「AORA 80」と「AORA 100」を発売する。

日本のインテリアにマッチするデザイン性

「AORA 80」と「AORA 100」は、日本の室内空間にマッチするデザイン性と実用性を兼ね備えている。環境に配慮した外観デザインや日本語に対応した操作パネルを採用し、日本の利用者でも分かりやすく使えるように仕上げた。

AORA100

さまざまな家電製品を稼働できる中型モデル「AORA 100」は、とくに防災向けによさそうだ。大容量のバッテリー容量1152Wh（ワットアワー）、高出力の定格出力1800W（ワット）という仕様で、多様な出力ポートが付いているのが特長だ。

災害時の備えに最適な「AORA100」

また、「電力リフトモード」では最大2700Wの高出力電化製品にも対応可能。たとえば災害時に停電が起きても、「AORA 100」を使えば、普段と同じように電子ケトル（1250ワット）などの調理器具や、テレビ（150～600ワット）、カーボンヒーター（900ワット）、ホットカーペット（2畳用、400ワット）などの暖房器具を使用できるだろう。「AORA 100」はわずか45分で80％まで充電できるうえ、BLUETTIの拡張バッテリー「B80」や「B230」とあわせて使うことで、より長時間の電力供給もできる。

大容量＆高出力性能を備える「AORA100」

このほか、家電製品に給電しながら充電できる機能「パススルー充電」を搭載。停電が起きても瞬時にバックアップ電源を供給できる。非常時でも、パソコンの破損や電子データの紛失などを心配する必要がないのだ。さらに、ソーラーやコンセント、シガーソケットなど複数の充電に対応している。

価格は10万9800円。
早割価格として25年3月4日～4月5日は6万6800円となる。（税込価格）

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AORA80

一方、「AORA 80」は、アウトドアシーンや、日常使いに最適な小型モデル。重量は約10.2Kg（キログラム）と軽量で持ち運びしやすい。容量は768Wh、出力は1000Wで、こちらも多くの電化製品に対応。高速充電機能を備えており、急速充電モードを使うと45分で80％充電、1.3時間でフル充電が可能だ。

「AORA80」はコンパクトなのにパワフル。

「AORA 80」は、ソーラー充電やシガーソケット充電を含む7種類の充電方法にも対応する。たとえばアウトドアシーンで事前の充電を忘れたり、急な外出予定ができたりしても、すぐに電力を補充できるのも特長だ。BLUETTIの走行充電器「Charger1」と組み合わせて使えば、走行中でも安定して素早く「AORA 80」を充電でき、キャンプ場に到着後すぐに「AORA 80」を使い始められる。