「こういうことはボクシングを悪く見せる」
レフェリーはダウンを取ることなく、試合はそのまま続行された。インターネット上では、デービスがキャンバスに膝をついたにもかかわらず、ダウンを宣告しなかったレフェリーに向けて批判が殺到した。
ボクシング専門メディアの記者や、ボクシング関係者からも批判の声が上がるなか、元WBC世界ライト級暫定王者で、現役選手のライアン・ガルシア(米国、26)が、「疑惑」の判定に怒りを示した。
元世界王者のガルシアは、SNSで絶大な影響力を持っており、インスタグラムのフォロワーは1200万人を超えている。
そんなガルシアは、試合後に自身のXを更新し、「俺はタンク(デービスの愛称)が好きだし、彼は素晴らしいファイターだと思う。彼は調子が悪かったけど、ラモントは素晴らしい戦いをした!ボクシングはシンプルだけど、一貫性のなさにはうんざり。マジで変だ」とのコメントを投稿。
そして、7分後に「ノックダウンをコールしないなんて、今までボクシングを見てきた中で最悪の判定だ。こういうことはボクシングを悪く見せる。クレイジーなことだ」と怒りのコメントを投稿した。
複数の米ボクシング専門メディアによると、デービスは試合後、メディア取材に応じ、9回の行動について、髪の毛につけたオイルが目に入って痛かったため、セコンドに拭いてもらったと説明したという。
報道によると、ローチは試合後、「もしあれがダウンだったら自分が勝っていた」とし、デービスとの再戦を求めたという。
"It's not regulated" Professional boxing is literally regulated by the United States government. https://t.co/iFmapTGOVE
— Grey Johnson (@BoxrecGrey) March 2, 2025