会社や取引先に多大な損害を与えてからでは遅い
――テレワークの頻度が高い人ほど対策を行っている割合が高いですが、それでも半数以下です。これでは十分とは言えないわけですね。
佐藤仁さん さまざまな職業の方がいますので、一概に十分かどうかの判断はできません。しかし、サイバー攻撃による不正アクセスは自分では気が付きません。知らないうちに自分のPCに外部から不正アクセスされて情報を盗み取られている危険や、突然破壊されてしまう恐れがあります。会社や取引先に迷惑をかけてからでは遅いです。多大な損害を与えてしまう恐れもあります。セキュリティー対策はどれだけやっても十分ということはありません。
――今回の調査で特に強調しておきたいことがありますか。
佐藤仁さん 新型コロナ禍によってテレワークや在宅勤務が普及してきました。それにともなってテレワーク時のセキュリティー対策がとても重要になっています。取り返しのつかないインシデント(事故)が起きてからでは遅いので、面倒でもセキュリティー対策を実施することを強くお勧めします。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)