タレント・キャスターのみのもんたさんが、2025年3月1日未明に亡くなった。80歳だった。
みのさんが代表取締役会長を務める「株式会社ニッコク」の公式サイトが伝えた。
「1週間で最も多く生番組に出演する司会者」のギネス記録に認定
水道メーターの製造販売とみのさんのマネジメントを手がけるニッコクは1日、公式サイトに「弊社 代表取締役会長御法川法男逝去のお知らせ(訃報)」との文書を公開し、みのさんの訃報を伝えた。
「長年にわたって弊社経営に携ってまいりました、代表取締役会長御法川法男が、令和7年3月1日未明に永眠いたしました」
通夜・告別式は、故人の遺志により親族のみの家族葬にて執り行うといい、「お別れの会なども行う予定はございません」という。
みのさんは、『午後は〇〇おもいッきりテレビ』、『みのもんたの朝ズバッ!』、『どうぶつ奇想天外!』、『秘密のケンミンSHOW』、『クイズ$ミリオネア』、『学校へ行こう!』など、数々の人気番組に出演。
2006年11月には、「1週間で最も多く生番組に出演する司会者」としてギネス・ワールド・レコーズに認定された。
「みのさん どんなにみんな大好きだったか...」
みのさんの訃報に、2005年3月から13年11月にかけて、みのさんが総合司会を務めていた『朝ズバッ!』のメンバーからも、悲しみの声が上がっている。
5年間に渡り、同番組のお天気キャスターを務めていたフリーアナウンサーで気象予報士の根本美緒さんは、インスタグラムにみのさんが2段になったフルーツケーキを手に笑顔を浮かべた過去の写真とともに、悲しみをつづった。
「みのさん どんなにみんな大好きだったか...そんなみんなの想いが届くように... このあとサンジャポでお話ししてきます。この笑顔は去年の8月。80またぎのお祝いでした」
同じくお天気キャスターを務めていたモデル・タレントの美馬怜子さんは、インスタグラムに、みのさんを囲んだ記念写真を添え「みのさん まだまだ信じられません。言葉が出てきません」として、追悼のメッセージを寄せた。
「またお会いしましょうと最後に握手させていただいて、本当にまた会えるはずと思っていました。お天気キャスターとして4年間頑張れたのは、みのさんが常に引っ張って行ってくださったからです。至らないところばかりでいつも自信が持てず、でもみのさんに少しでも認めてもらいたくて、もがいた4年間でもありました」
当時を振りつつ、次のような感謝の言葉を添えた。
「朝ズバファミリーのお父さんが旅立たれてしまい、心にぽっかりと穴が空いてしまっています」
「みのさんが教えてくださった、人を大事にすること、思いに寄り添うこと、ここには書ききれないくらいたくさんあります。それは私の一部になり、ずっとずっと大切にして生きていこうと思います」
同番組のコメンテーターを務めていた法学者・弁護士の野村修也氏は、Xを通じ
「朝ズバッ!の水曜コメンテーターとして大変お世話になりました。パネルを見た瞬間に飛び出して来る芯を食った質問に、反応するので精一杯でしたが、みのさんのお陰で、ニュースを知識で切るのではなく経験に照らして『感じる』ことの大切さを学びました。感謝してます」
と思いをつづった。
みのさんと並んでサブキャスターを務め、13年以降からは同番組の総合司会に就任した井上貴博アナウンサーは、TBSを通じたコメントとして、みのさんが 「節目節目で掛けて下さった言葉は私の原動力になっています」などと感謝を明かしていた。