ひろゆきこと実業家の西村博之さんが2025年2月15日に行ったYouTube配信で、「財務省解体デモ」をめぐる持論を語った。
「貧困の人の時間とお金を無駄にしている悪行です」
「財務省解体デモ」は、21日に東京・霞が関の財務省前で行われたデモ活動だ。Xでトレンド入りするなどネット上で注目を集めた。24日にも行われた。
増税政策や緊縮財政に対する反発を訴えるデモに賛同する声も多い一方で、予算編成は各省庁の概算要求を受け、財務省が政府案を作成し、最終的に国会で審議・決定される。したがって、予算編成の最終決定権は国会にあるため、財務省の解体だけでは予算決定の仕組み自体は変わらず、デモの意義を疑問視する声も根強い。
こうした中、ひろゆきさんは生配信で持論を語った。
その動画の中で「本当に貧困で『今すぐなんとかしてほしい』と思う人ほどデモをするための交通費も出せなければ、余力もないと実感しました。本当の貧困は声すら上げられないんですね」とのコメントに対し、ひろゆきさんは「いいえ、財務省の前でいくら叫んでも財務省は解体されません。なので(デモは)貧困の人の時間とお金を無駄にしている悪行です」と一蹴した。
「多分そのあまり頭のよろしくない人って、財務省解体デモというのをすることで社会が良くなると誤解をしてるんですよ。良くなりません」「財務省を変えるのであれば、選挙で政治家が財務省を解体するという法案を作らないと変わりません」
続けて、「なので財務省を解体したいと言っている政治家に投票するか、もしくは『財務省をこう変えるんだ』という政治家に対して投票するべきで、いくら財務省の前で何を叫ぼうとしても無駄です」と主張。「これが1000人になろうと、1万人になろうと、10万人になろうと無駄です」とたたみかけた。
「嘘をついて貧しい人の能力とかお金を使うというのは、僕は本当に良くないと思う」ともしている。