富士山絶景スポットで数十人が撮影で滞留、青信号でも車通れず... 中国人団体客?の迷惑行為動画が拡散

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当初は台湾人から人気、コロナ禍経て中国人が増加

   この点について、富士吉田市の富士山課では2月27日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように答えた。

「撮影スポットとして注目されたのは、2017年ごろのことになります。日本人カメラマンが、富士山方向の別の交差点内を歩いている女性を本町二丁目交差点の歩道から撮った写真をインスタグラムに投稿し、それを公式がリポストしたことがきっかけでした。この写真に影響を受けて、道の真ん中で撮影したいというのが観光客の目的になっていますので、警備員を配置するなど色々と努力はしているのですが、マナー違反は依然として続いています」

   台湾で人気があるカメラマンの写真だったため、当初は、台湾から来る観光客が多かったという。コロナ禍で中断したものの、22年ごろから観光客が増え始め、最近は、中国人観光客が多くなっているとした。本町二丁目交差点には、1日平均2000人ほどが訪れるが、25年の春節では、観光バスで団体客が来て、3、4000人にまで増えた。

「警備員は3、4人おり、1年中配置しています。交差点では、警備員が立ち止まりなどを制止しているのですが、車が左折したり右折したりするときなどは、なかなか通れなくなっています」

   これから桜の時期になり、富士山と五重塔が映える市内の新倉山浅間公園を訪れる観光客が多くなるが、ついでに交差点に立ち寄るケースも増えるのではないかとした。

「外国から来られる方には、ランチ場所も案内するなど他の観光場所も市内にあることをアピールしていきたいです。通過型ではなく滞在型の観光地にすることで、ルールを守る日本の文化を知ってもらい、観光客のマナー向上に役立てたいと考えています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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