花粉症が「転職活動」に影響する人3割超 時期の変更も余儀なく...「企業も選考方法に配慮を」マイナビ・朝比奈あかりさん

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花粉症は面接する側とされる側、双方がパフォーマンス低下

   J‐CASTニュースBiz編集部は、リポートをまとめたマイナビのキャリアリサーチラボ研究員の朝比奈あかりさんに話を聞いた。

――転職を考えている正社員の約56%が花粉症という調査結果、私自身も花粉症がひどいので面接選考の時期と花粉の飛散時期と重なったらと考えると、苦労を察します。やはり、転職活動への影響は大きいようですね。

朝比奈あかりさん 「花粉症の転職活動への影響」については、5項目で聞いています。「転職時期をずらす」「応募する職種や業種を変更」「応募するエリアの変更」「面接などでのパフォーマンスの低下」などですが、いずれの項目でも20代の「あてはまる」割合がほかの年代よりも高い傾向にありました。

ちなみに、花粉症が原因で「応募するエリアを変更したことがある」という人は全体で27.8%ですが、20代では47.4%と半数近くが応募エリアにも影響があったと回答しています。

また、個人だけでなく企業側にも「花粉症による中途採用への影響」を聞いています。自社の中途採用担当者が花粉症によってパフォーマンスが低下すると思う割合は30.5%でした。転職活動を行っている個人だけでなく、企業側にも花粉症の影響がある可能性がうかがえます。

また、採用担当者の約3人に1人が、求職者に対して「花粉症で面接時のパフォーマンスが低下している」と感じたことがあることがわかりました。

そして、中途採用担当者の約3人に1人が、「求職者が花粉症であることを面接で考慮することがある」と回答しています。つまり、花粉症は面接する側(採用担当者)とされる側(求職者)の双方にパフォーマンスが低下をもたらしているわけです。
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