リラックスしてアイデアを出し合えるスペースもないオフィスなんて
「顔を突き合わせて仕事をするのは大事と言われて100%出社になった知人がいたのですが、聞いてみるとオフィスはただの大部屋なんですよ。会議室は少ないし、ちょっとした打ち合わせをするスペースもない。出社したって大して会話もせず、ただの島型デスク配置で上司が部下を眺めているだけ。意味ないですよね」
Aさんは、例えばプロジェクターやホワイトボードがあり、座りやすいソファがあって、コーヒーでも飲みながらリラックスしてアイデアを出し合えるスペースがあるなら、定期的に出社する意味はあるかもしれない、と明かす。
もっとも、新入社員をはじめとする若手社員は、先輩社員の横で仕事を見ながら覚えることもあるので、出社には意味があるという。給与が安いうちは、狭いワンルームマンションで業務環境を整えることは難しいだろう。
ただし、自走できて、上司や同僚とリモートでコミュニケーションしながら仕事を進められる中堅以上になれば「社員でありながらフリーランスのような感覚で、自宅勤務をするのが当たり前になるのでは」というのがAさんの意見だ。