「丹羽君は学校のゴミのよう」
「で、本当に成績が悪くてですね。ふた月に1回は、母親が学校に私と一緒に呼ばれまして、指導室みたいなとこで先生に叱られた記憶がございまして」と、たびたび厳しい指導を受けていたという。
「もう最後の方は先生に『このまま行くと、丹羽君は学校のゴミのような』っていうことを言われて。うちの母親がそれ、怒りましてですね。『先生はそうおっしゃいますが、秀樹は我が家のホコリです』って言いましてですね」
丹羽氏は「それ一緒なんじゃないか? と思って、軌道修正して政治家を志すきっかけにもなったんじゃないかなという」と当時を振り返り、「非常に特色のある高校でございました」とまとめた。
軽妙な語り口で「ゴミ」と「ホコリ」をかけたエピソードを繰り出した丹羽氏には、議場から笑いが上がった。
衆院予算委員長の安住淳氏も、思わずといった様子で笑いを漏らしていた。