ライブ配信プラットフォーム「17LIVE」(イチナナ)の運営会社と福岡ソフトバンクホークスは2025年2月20日、両社が命名権(ネーミングライツ)契約を結んだと発表した。
契約の対象は、みずほPayPayドーム福岡(福岡市中央区)横のエンターテインメントビル、「BOSS E・ZO FUKUOKA」(ボス イーゾ フクオカ)の1階に入居するHKT48劇場で、3月1日から「17LIVE HKT48劇場」になる。劇場名に企業やサービス名を冠するのは2年ぶりで、17LIVEが命名権契約を結ぶのは今回が初めて。契約の狙いを、福岡という「日本有数の地方都市」で「サービスやライブ配信そのものを知っていただくきっかけになれば」と説明している。
「劇場を拠点にイベントを実施するなど、17LIVEの楽しさも伝えていきたい」
劇場は20年11月に「西日本シティ銀行 HKT48劇場」として開業。23年2月に西日本シティ銀行との命名権契約が終了し、以降は「HKT48劇場」として運営されてきた。
17LIVEのPR事務局によると、契約期間と契約額は非公表。契約の狙いを次のように説明している。
「日本有数の地方都市である福岡の中心地にて、17LIVEというサービスやライブ配信そのものを知っていただくきっかけになれば、と考えています。また、地元の方々に愛される本劇場を拠点にイベントを実施するなど、17LIVEの楽しさも伝えていきたいです」
コンサート配信などで「17LIVEとしても親和性が高かった」
AKB48の関連グループで、常設劇場を持つグループは全国に5つある(東京=AKB48、名古屋=SKE48、大阪=NMB48、福岡=HKT48、新潟=NGT48)。この中で福岡を選んだのはなぜか。17LIVEでは、24年9月に行われたHKT48のコンサート2公演の配信や、それにともなう個人リレー配信、ハロウィン時期の配信を行っており、「17LIVEとしても親和性が高かったため」と説明している。
劇場の名称変更で、活動に何か影響はあるのか。この点については「グループの活動に対して当社としてはお答えできかねます」とするにとどめている。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)