スマホネイティブ世代は、ネット利用に対する抵抗感が低い
J‐CASTニュースBiz編集部は、調査を担当したモバイル社会研究所の吉良文夫さんに話を聞いた。
――今回のようなインターネット利用時間をさまざまな職業、年齢、性別で比較し、わかりやすく表示した調査は過去にも行ないましたか。
吉良文夫さん 今回が初めてです。なお、総務省情報通信政策研究所では毎年調査を行なっており、2023年度ではインターネット利用時間の平均(全体)が約3.5時間で10年前(2014年)の約2.5倍に増えています。特に10代は1日約6時間利用しており、突出して多い傾向にあります。
――【図表1】と【図表3】を見ると、職業では「学生」、性別・年代別では男女とも10代と20代が私用でインターネットを利用する時間がずば抜けて多いです(5時間~4.5時間)。この理由は何でしょうか。
吉良文夫さん 20代前半は学生比率が高いこともあり、15~19歳/20~29歳の年代で男女とも利用時間が多くなったと思われます。学生は社会人と比較して自分の裁量で自由にできる時間が多いですし、特に若い世代は子どもの頃からスマホでのネット利用が当たり前でしたので、ネット利用に対する抵抗感も低いと考えています。