「世界に発信したが、日本のお客様も召し上がって」
まねき食品の公式Xにも、方向性を見失っていて、えきそばではなくなるといった意見が寄せられ、同社は2月19日、この意見について釈明した。
「率直なご感想、大変参考になります」と感謝の意を伝えたうえで、「万博という特別な機会に合わせ、食文化の魅力を伝えることを目的に開発いたしました」と趣旨を説明した。その一方で、「通常のえきそばと異なる特別商品ではございますが、お客様のご期待とギャップについて、真摯に受け止めてまいります」との考えを伝えた。
万博で出す究極のえきそばについて、まねき食品の広報担当者は25日、J-CASTニュースの取材に対し、輪島塗の器は提供せず価格に含まれていないが、神戸牛の肩ロースをメインに使ったため3850円の予定になったと説明した。
「名物商品を究極にバージョンアップしたもので、利益はなく赤字に近い価格です。挑戦の意味が大きいと考えています。世界に向けて発信したいと企画しましたが、日本のお客様にも召し上がっていただければと思っています。輪島塗の器はオーダーしており、復興への支援のため作っていただきました」
究極のえきそばは、万博期間中に1日50~100食の売り上げを目指している。万博限定の商品で、その後の展開については、まだ検討していないという。
えきそばと言えば、天ぷらえきそばがメインとなり、きつねえきそばもある。ただ、万博では、これらの単品は提供されず、天ぷらえきそばとビーフカレーのセット、海老天えきそばが提供される予定だという。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)