中途入社20~30代が評価した「セールスパーソンが活躍する企業10社」 社員が評価する職場環境「3つの共通点」とは

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   近年のデジタル技術の進展により、従来、営業職に求められた仕事内容は大きく変わろうとしています。生成AIの活用による顧客対応や、オンライン取引の拡大によって営業を介さずに取引が完結するケースも増えています。これからの時代に「営業職として生き残るための専門性やスキルを高めたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。

   今回は、OpenWork(オープンワーク)の会社評価レポートをもとに、「営業職の中途入社者」による評価に限定し、「総合評価」の高い企業を調査。企業の事業成長を支える営業職に転職した社員が活躍する企業には、どのような特徴があるのでしょうか。

   また、営業職を募集する企業はどんなことを求めているか。私、オープンワーク マッチング事業部の和田大生(わだ・ひろお)が解説していきましょう。

  • セールスパーソンが活躍する企業10社とは
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中途入社した営業職はどんな職場環境を評価したか?

   中途入社した20~30代の営業職社員による回答から、総合評価(5点満点)が高い企業でランキングを作成しました。トップ10社に投稿されたクチコミからは、3つの共通評価項目が見えてきました。

   1つ目は、成長を実感できる環境が整っていることです。

   具体的には、ただの「物売り営業」にならない営業経験ができることや、目標達成のための道筋を自ら考えながらアドバイスをもらえる環境があることに対して、クチコミに寄せられています。

   ・営業として決してプロダクトアウトにならず、顧客の課題を深掘りして、顧客と一緒にDXの実現に向けた提案ができる。(法人営業、セールスフォース・ジャパン)

   ・数字はトップダウンだが、業務内容はボトムアップ。達成のための施策を自分で考え、マネージャーなどに適切に伝えることができれば全面的なサポートを行ってもらえる場合が多い。(営業、アマゾン ウェブ サービス ジャパン)

   2つ目の共通点は、縦横のコミュニケーションが盛んで、社員の士気が高い点です。

   社員が自由に意見を交換できる場を大切にしており、協力体制を敷きながらも個々人が目標達成に前向きになれる環境が重要。アドバイスやナレッジを個人に留めることなく、チームや社内に発信・共有することで、組織全体の目標達成を目指す社員が多いのではないかと考えられます。

   ・本当に優しい人が多い風土。何を聞いても誰かが絶対反応してくれるので、この人達と頑張りたいと思える現場。フロントはコミュニケーションも活発で和気藹々としている。(営業、パーソルキャリア)

   ・組織の風通しが良く、マネージャー以上の役職者ともコミュニケーションをとる事が容易。(営業、リクルートスタッフィング)

   ・今ある仕事、環境に胡座をかかずに常にビジネスの種を撒き続けることがモットー。上下関係はガチガチではなく、基本的に言いたいことはどんどん言ってOK。遠慮して成果が上がらないよりも、結果を出すことを重視。(営業、マクニカ)

   最後に、「営業といえば」ですが、自身の成果が適切に評価され、昇格や昇給、インセンティブに反映される環境も上げられました。社員の努力や成果に合わせて評価がされている感覚が社員のワークエンゲージメントにも影響しているのではないかと考えられます。

   ・実力が全ての環境において、成績があれば待遇は天井なし、その反面成績が伴わないと待遇は全くなしとなる場合もある。(営業、プルデンシャル生命保険)

   ・インセンティブが細かく設定されており、モチベーションに繋がる。(評価の)時期も項目も細かく評価され、随時MGRによるフィードバックもあり、自分の強みや弱み含めて妥当に評価してもらえる。(営業、リクルートスタッフィング)

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