斎藤知事を擁護してきた維新
維新は、21年の県知事選挙で、斎藤知事を推薦していたという経緯があり、内部告発問題やパワハラ問題を巡っても、当初は斎藤知事を擁護する姿勢が目立った。24年7月に兵庫県上郡町の特産ワインをおねだりしたとされた問題では維新の吉村洋文共同代表が「知事が県産品のことをよく知り、PRするのは業務の一つ。これが本当におねだりなのか」と疑問を呈していた。
24年9月、県議会が知事の不信任決議案を全会一致で可決した。当時の非難一色だった世論の中、斎藤知事の最後の退庁のシーンで、県議会の議員の中で、増山議員のみが駆け付け、握手する様子もカメラに収められていた。斎藤知事が出直し選挙で当選確実になると、増山議員は自身のXに「歴史的快挙です!兵庫の有権者の皆様のみならず、真実をネットで拡散して頂いた全国の#さいとう元彦候補の支援者の皆様の勝利です!」などと投稿していた。