「立花氏に渡したのは私」維新・増山県議が音声データ流出 橋下徹氏「ルール違反集団はもう解散したら」

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   兵庫県知事の内部告発問題を巡り、県議会百条委員会の維新所属の県議2人が、政治団体「NHKから国民を守る党」の党首、立花孝志氏に「黒幕文書」や「非公開の音声データ」を流出させていたとして辞任した。問題を調べていた県議が情報を流出させていたことに、ネットでは衝撃が広がっている。

   維新の増山誠県議は2025年2月19日、インターネット番組の「ReHacQ」に出演。「10月25日の片山(安孝)元副知事の発言を録音して、立花氏に渡したのは私です」と流出を認めた。その真意を、どう語ったのか。

  • 兵庫県庁
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  • 「古巣」の維新に苦言を呈した橋下徹氏
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岸口実県議は作成者不明の文書を提供

   百条委を巡っては、斎藤元彦知事の疑惑を告発した元県民局長の私的な情報について、告発文書の内容の真偽と別問題として、委員会として取り扱わないこととしていた。24年10月の片山安孝元兵庫県副知事への証人尋問は、県知事選の影響を避けるため非公開に。現在は、ネットで公開されているが、私的な情報の部分は無音に加工されている。 一方、選挙期間中に流出した百条委員会の音声データは、片山元副知事が元県民局長の私的な情報の発言しようとするのを、奥谷謙一委員長が制止する部分など、私的な情報の発言も加工なしで公開された。

   増山県議はReHacQで、次のように語った。

「県民の皆さんがこの情報を知らずに行動していいのかという思いがあった。文章問題の背景に何があるんだということを県民の皆さんが知らない状態って本当に良くないと思って、それをどういった形であっても提供しないといけないという強い思いがあった」

   また、百条委員会の副委員長を務める維新の岸口実県議は、竹内英明前県議が「兵庫県知事失職の黒幕」などと書かれた作成者不明の文書を、24年11月に立花氏に提供したとして、百条委員会の委員を辞職。立花氏が兵庫県知事選挙期間中に文書を公開したことで、竹内前県議へのSNS誹謗中傷が相次ぎ、同県議は議員辞職し、25年1月には自宅で亡くなっていた。岸口県議は「やはり軽率だった。なんとも申し開きようがありません」と語った。

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