晴の輔もCM出演、笑点に出ると全国区になる
落語好きからは「あんなのは芸じゃない」なんて言われたりもするが、落語家にとって出演するメリットは大きい。笑点メンバーになると、名前が全国区になるからだ。2024年4月に加わった立川晴の輔(左から4人目のクリーム色の着物)は、それまでテレビではほとんど無名だったが、笑点メンバーになったとたんにチケットの取れない落語家になった。
これは収入に大きく影響する。「寄席の割(ギャラ)は主任(トリ)の真打でも、多い時で数万円。これだけではやっていけませんから、ホールなどの演芸イベントや独演会の収入であがなうわけですが、チケットの売れ行きを左右するのが知名度と話題性です。そのプロモーションとして、『笑点』は最強です」と演芸評論家は話している。晴の輔は師匠の立川志の輔とともに、「龍角散」のテレビCMにも起用された。本人も1年前には考えられなかった"出世"だろう。
三遊亭好楽(左から5人目のピンク色の着物)の息子の三遊亭王楽が、2月20日に七代目三遊亭円楽を襲名し、「親子で並んで出てみたい」と話していたが、23日の「笑点」にさっそく出演。大いなるマンネリはいいが、"世襲"はいかがなものか。
(シニアエディター 関口一喜)
平素より大変お世話になっております。
— 七代目 三遊亭円楽 (@ourakugo) February 20, 2025
私こと三遊亭王楽は、本日2月20日より、七代目三遊亭円楽を名乗らせて頂く事と相成りました。
これもひとえに皆様方のお陰と存じております。
円楽として初めて高座に上がるのは、2月26日(水)のよみうりホールです。
今後とも何卒宜しくお願い致します! pic.twitter.com/WG8QD3I1BK